2024/03/24 01:39


DESSIN DE MODEは私が働いていたセレクトショップのオーナーであり、恩師と呼べる人物がデザイナーを勤めています。ブランドスタートは2015年。立ち上げに至っては、2006年頃にパリでマルタン・マルジェラ本人のアシスタントをしていた日本人デザイナーと共同ディレクションというかたちでスタートした、とのこと。

当時、私は別の会社で仕事をしていたため、その頃の詳しいことは分からないのですが、ブランド立ち上げの知らせとともに、数枚のルックが送られて来たのを覚えています。

そのルックに使われていたのが、現在までブランドの定番としてリリースされている、ノーカラーのトレンチコートでした。ユニフォームの再解釈、和装を思わせるディテール、ノーカラー。先人マルジェラを思わせる空気感を含みながらも、ブランドのアイコンとなるであろう存在感を当時から漂わせていました。その後、ブランドのディレクションはその恩師がひとりで行うことに。ここから、さらにものつくりに没頭していくことなります。

ノーカラートレンチコート¥71,500

さて同じ高密度のギャバジンを使用し、同じような空気感をメンズウエアに落とし込んだのが、新たな定番として展開しているマキシ丈のドルマンスリーブPコートです。

先ほどのノーカラートレンチが構築的なシルエットだったのに対して、こちらは着丈も長め、モード感あるオーバーサイズです。またウィメンズサイズも新たに追加されましたので、シルエットが強調されない動きのあるアウターをお探しの方には是非おすすめです。

最後にDESSIN DE MODEはメイドインジャパンのクオリティにこだわり続けています。その一方で、この時代においてブランド立ち上げ時から、定番アイテムのプライスを変えていない(アップしていない)というのも大きな特徴であります。クオリティと価格のバランスにおいて特筆すべきものがあります。

春はもちろん、秋冬にも非常にユースフルなアイテムになると思います。気になっている方は是非一度チェックしてみてください。